

大学病院の看護師に必要なスキルってどんなものか教えて!
大学病院の看護師の必要なスキルって、どんなものでしょうか?
「大学病院で働く看護師」というと、求められるレベルが高いから、どんなスキルを身につけておけば良いのか不安に思う人もいると思います。大学病院の看護師は、どんなスキルを持っていれば良いのかを教えます!
目次 [目次を隠す]
大学病院の看護師に必要なスキル=観察力&予想スキル

大学病院の看護師に必要なスキルは観察力&予想スキルです。大学病院は、急性期病院ですよね。
しかも、一般的な急性期病院に比べて、高度な医療を行っていますので、重症な患者さんが多いんです。
重症な患者さんは、いつ状態が変化するかわかりません。今まで安定していたのに、突然血圧が下がったり、不整脈を起こして心停止することもあるんです。
そのため、重症な患者さんをしっかり観察しておくと、「あれ?この患者さん、少し尿量が減ってきたかも。血圧下がってきたのかな」とか、「冷や汗かいてるな。低血糖になってるかも?」などに気づくことができます。
このようにしっかり観察しておくと、患者さんの変化にいち早く気づくことができますので、医師に早めに報告でき、急変を未然に防ぐことができるのです。
また、大学病院では術後すぐの患者さんなど、「この患者さんは、いつ急変してもおかしくないな」と思える患者さんを受け持つ機会がたくさんあります。
そういう場合、「この患者さんが急変するなら、どういう状態になるだろう?急変したらどういう治療をして、どういう薬剤を使うだろう?」と予想しておくと、いざ急変したときでも、慌てずに対処することができますよね。
ですから、大学病院の看護師は、観察力と予想スキルが必要になるんです。
大学病院の看護師に必要なスキル=コミュニケーションスキル

大学病院の看護師に必要なスキルの2つ目は、コミュニケーションスキルです。これは、大学病院に限らず、看護師全般に必要とされるスキルですが、大学病院では特に必要なスキルになります。
なぜなら、大学病院の看護師は調整役になることが多いからです。大学病院にはたくさんの診療科や部署があります。
また、看護師や医師だけでなく、薬剤師、臨床工学技士、放射線技師、理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士などと連携して、患者さんの治療を進めます。
そのため、大学病院の看護師は複数の診療科や部署にまたがって治療を行う場合は、その連絡・調整をしなければいけませんし、多職種とのチーム医療を行う場合も看護師が調整役になります。
ですから、大学病院の看護師は、患者さんやその家族とのコミュニケーション以外にも、病院内での調整役として様々な診療科・部署、職種とのコミュニケーションを取る必要がありますので、高いコミュニケーションスキルが求められるのです。
大学病院の看護師に必要なスキル=どうしても必要なものは向上心

大学病院の看護師に必要なスキルにとして、観察力&予想スキルとコミュニケーションスキルをご紹介しました。
「え~?私、観察力も予想スキルも自信ないし、コミュニケーションもそこまで得意じゃないんだけど。私、大学病院じゃな働けないの?」と不安になるかもしれません。
観察力&予想スキルとコミュニケーションスキルは、確かに大学病院の看護師には必要なスキルです。でも、入職前から身につけていなければいけないものというわけではありません。
これらのスキルに自信がなくても、入職してから様々な経験を積み、院内研修に参加して、これらのスキルを身につけていけばOKです。
ですから、本当の意味で大学病院の看護師に必要なスキルは、向上心なのかもしれません。向上心さえあれば、今の時点では大学病院で必要とされるスキルがなくても、努力で身につけていくことが可能ですよね。
また、大学病院はどんどん新しい治療法や技術が導入されますので、向上心があれば、それにスムーズに対応することができますし、あなた自身の更なるスキルアップにもつながるんです。
逆に言えば、今は観察力&予想スキルやコミュニケーションスキルがあっても、向上心がなければ、大学病院の看護師には向いていないのかもしれませんね。
まとめ

大学病院の看護師に必要なスキルは、観察力&予想スキルやコミュニケーションスキルですが、向上心があれば、今の時点では必要なスキルを身につけていなくても大丈夫です。
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