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給料が高い病院は大学病院なの?具体的な目安と年収ランキング!

給料が高い病院と言うと、大学病院のイメージを持っている人が多いと思います。では、具体的に大学病院の看護師の給料はどのくらいになるのでしょうか?

大学病院の具体的な給料額と年収ランキング、給料アップの秘訣をまとめました。大学病院の給料について具体的に知りたい人は必見ですよ!

給料が高い病院は大学病院?具体的にどのくらいもらえるの?

給料が高い病院と言えば、大学病院ですよね。大学病院は給料が高いというのは本当なのでしょうか?

大学病院の看護師の給料について、あなたはどんなイメージを持っていますか?

「大学病院って、高度な医療をしていて、看護師も大変そうだから、きっと給料は高いはず!」と思っている人は多いのではないでしょうか?

そのとおり!そのイメージは正解です!大学病院の看護師の給料って、看護師の平均よりも高いんですよ!

日本看護協会の「2013年病院に置ける看護職員需給状況調査」のデータで大学病院の看護師の給料はいくらくらいなのかを計算していきましょう。

この日本看護協会のデータでは「大学病院」と限定していませんが、私立学校法人の病院の看護師の給料データは載っています。私立学校法人の病院といえば、私立の大学病院ですよね。

大学病院の新卒看護師(高卒+3年課程)の給料

大学病院の新卒看護師の平均月収は27万9690円(基本給20万7316円)となっています。これの12ヶ月分は335万6280円になります。

これにボーナスを合わせてみましょう。私が働いていた大学病院のボーナスは5ヶ月分ちょっと出ていましたので、大学病院のボーナスは5ヶ月分で計算しますね。

ただ、新卒看護師の場合は夏のボーナスは寸志程度で、本格的にもらえるのは冬のボーナスからになり、冬のボーナスは夏よりも多めのなので、冬のボーナス3ヶ月分で計算します。

そうすると、20万7316×3ヶ月分=62万1948円となりますので、大学病院の新卒看護師の年収は335万6280円+62万1948円=397万8228円となります。

大学病院の勤続10年の看護師の給料

では次に大学病院で10年間働いた看護師の給料を見てみましょう。10年間でどのくらい上がるのか気になりますよね。

大学病院の勤続10年の看護師の月収は35万7059円(基本給27万8101円)です。新卒看護師の頃と比べると、約7万円給料が上がっていますね。

これの12ヶ月分は35万7059円×12ヶ月=428万4708円になります。ボーナスは5ヶ月分で計算すると27万8101円×5ヶ月=139万505円になります。

そうすると、大学病院の勤続10年の看護師の年収は、428万4708円+139万505円=567万5213円となるんです。

給料が高い病院が大学病院である理由

給料が高い病院は大学病院であることは間違いありません。では、大学病院の看護師の給料はなぜ高いのでしょう?

看護師全体の平均給料額と比べてみましょう。

看護師全体の新卒看護師(高卒+3年過程)の年収は354万266円、勤続10年の看護師は454万9296円になりますので(共にボーナスは3ヶ月分で計算)、大学病院の看護師の給料がいかに高いかがわかると思います。

なぜ、大学病院の看護師の給料は高いのでしょう?

それは、大学病院は大規模であるためです。一般企業では、大企業は給料が高めで、中小企業は給料が低めですよね。

これは、病院にも当てはまるのです。病院で働く従業員の数が多くなればなるほど、つまり病院の規模が大きくなればなるほど、看護師の給料は高くなるんです。

厚生労働省の「平成26年賃金構造基本統計調査」によると、従業員が10~99人の病院と1000人以上の病院では、看護師の年収は63万円も違ってきます。

これは、従業員の数が多ければ、それだけ労働組合の力が強くなり、病院側も福利厚生や給料を手厚くせざるを得ないからだと思います。

私が働いていた大学病院(1次体験で説得力があります)では病院側と労働組合の交渉でボーナスの支給額が決まっていました。

給料が高い大学病院はどこだ?年収ランキングベスト10

給料が高い病院は大学病院ですが、大学病院の中でも特に給料が高いところはどこでしょうか?

国立大学病院と私立大学病院に分けて、給料が高い病院ランキングベスト10をまとめました。

給料が高い国立病院ランキング

まずは、国立大学病院の給料・年収ランキングですこれは、各大学ホームページに掲載されている病院看護師の平均給料・年収から算出しています。

第1位 大阪大学医学部附属病院
年収=583万1000円(ボーナス154万4000円、月給35万7250円)

第2位 富山大学附属病院
年収=563万円(ボーナス151万円、月額34万3333円)

第3位 京都大学医学部附属病院
年収=559万8000円(ボーナス147万4000円、月給34万3666円)

第4位 九州大学病院
年収=548万8000円(ボーナス136万1000円、月給34万3916円)

第5位 東京大学医学部附属病院
年収=537万2000円(ボーナス129万8000円、33万9500円)

第6位 北海道大学病院
年収=535万円(ボーナス140万1000円、月給32万83円)

第7位 東京医科歯科大学医学部附属病院
年収=531万8000円(ボーナス131万、月給33万4000円)

第8位 東北大学病院
年収=526万円(ボーナス132万6000円、月給32万7833円)

第9位 名古屋大学医学部附属病院
年収=523万4000円(ボーナス133万7000円、月給32万4750円)

第10位 琉球大学医学部附属病院
年収=520万円(ボーナス136万3000円、月給31万9750円)

国立大学の中でも、旧帝大の大学病院が給料が高い傾向にありますね。やはり、ネームバリューがあると、業績も上がるのでしょうか。

給料が高い私立大学病院ランキング

つづいて、給料が高い私立大学病院ランキングをご紹介します。私立大学病院の給料・年収は、各大学病院のホームページに掲載されている新卒看護師の給料とボーナスの支給実績から算出しました。

新卒看護師の給料ですが、ボーナスは夏・冬どちらも全額支給されたと仮定して計算しています。1年目は夏のボーナスが出ませんので、新卒看護師の年収というよりも、2年目の看護師の年収の目安になります。

第1位 慶応義塾大学病院
基本給:19万9000円
諸手当:9万6280円
月給:29万5280円
ボーナス額:127万3600円
年収:481万6960円

第2位 東海大学病院
基本給:23万4466円
諸手当:5万7412円
月給:29万1878円
ボーナス額:112万5436円
年収:462万7972円

第3位 近畿大学医学部附属病院
基本給:20万3560円
諸手当:6万1080円
月給:26万4640円
ボーナス額:138万3391円
年収:455万9071円

第4位 大阪医科大学附属病院
基本給:21万4490円
諸手当:7万5000円
月給:28万9490円
ボーナス額:103万7654円
年収:451万1534円

第5位 順天堂大学病院
基本給:20万8500円
諸手当:5万3600円
月給:26万2100円
ボーナス額:129万2700円
年収:443万7900円

第6位 東邦大学医療センター
基本給:20万6900円
諸手当:5万3400円
月給:26万300円
ボーナス額:130万8500円
年収:443万2100円

第7位 東京慈恵医科大学附属病院
基本給:20万5600円
諸手当:6万1720円
月給:26万7320円
ボーナス額:115万8350円
年収:436万6190円

第8位 東京医科大学病院

基本給:20万8800円
諸手当:7万2400円
月給:28万1200円
ボーナス額:97万7184円
年収:435万1584円

第9位 昭和大学病院
基本給:21万7000円
諸手当:49000円
月給:26万6000円
ボーナス額:112万8400円
年収:432万400円

第10位 日本医科大学付属病院
基本給:21万5480円
諸手当:5万2000円
月給:26万7480円
ボーナス額:106万6626円
年収:427万6386円

ちなみに、この私立大学病院の給料の中には、住宅手当や残業手当は含まれていないところがほとんどなので、実際の給料・年収はさらに上がるはずです。

給料が高い病院の大学病院で、さらに給料をアップさせる方法は?

給料が高い病院は大学病院で決まりです。ただ、大学病院で働いているだけで、満足してはいけません。さらなる給料アップを狙っていきましょう。

大学病院の看護師が給料をアップさせるためにはどうすれば良いのでしょうか?

大学病院の看護師が給料をアップさせるには、とにかく長く勤めるようにしましょう。これが、大学病院の看護師が給料をアップさせる秘訣です。

なぜなら、大学病院は毎年きちんと昇給があるからです。ですから、長く勤めればそれだけで自動的にお給料が上がっていきます。

また、大学病院の看護師の平均年齢って若いですよね。20代から30代前半の看護師さんがほとんどなんです。新卒で入職してきても、多くの看護師さんは20代後半や30代前半で転職していきます。

そんな中であなたが長く大学病院で勤めれば、昇進のチャンスは嫌でも巡ってくるでしょう。私が働いていた大学病院の部署では35歳までに主任補佐になり、40歳までに主任になるという人が多かったですね。

40歳を過ぎて役職なしという人はいませんでした。役職につけば、責任は重くなるものの、役職手当がつきますので、給料がアップしますよ!

そして、そこからさらに長く勤めていけば、師長や看護部長への昇進と更なる給料アップが見えてくるはずです。

まとめ

大学病院の看護師の給料は、看護師の平均と比べて高く、給料をアップさせるためには、とにかく長く勤めることが大切であることがお分かりいただけたと思います。

大学病院の給料ランキングを見て、ランキング上位の大学病院で働いてみたいと思った人もいるのではないでしょうか?

ただ、残念なことにランキング上位の大学病院は人気が高いため、あまり求人が出回らないのです。

どうしても給料が高い病院で働きたい人は、転職サイトを使うことをおすすめします。

転職サイトなら、めったに出回らない求人でも、非公開求人として扱っていることがありますし、今はランキング上位の求人が出ていなくても、求人が出たらすぐに知らせてもらうこともできます。

また、大学病院にこだわらずに、とにかく給料が高い病院で働きたいと思っているなら、担当コンサルタントに「とにかく給料が高いことが最優先!」と伝えれば、大学病院以上の給料を貰える病院の求人を紹介してもらえるのです。

大学病院の看護師求人に強い転職サイトは!?


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執筆者情報

株式会社ドリームウェイ大学病院の看護師求人 編集部

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