

大学病院の看護師が副業する注意点5つやおすすめの副業を総解説!
「大学病院の看護師は副業できるの?」
「どんなことに注意すれば良いの?おすすめの副業ってある?」
大学病院の看護師が副業をする時は、まずはあなたの大学病院が副業OKかどうかや注意点を確認してから、副業を探しましょう。
そうすれば、トラブルなく副業をすることができて、収入アップ&スキルアップをすることができます。
目次 [目次を隠す]
大学病院の看護師が副業することはできる?できない?
大学病院の看護師は副業することができるのでしょうか?
厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を出して副業を推進していますが、だからと言って、誰でも副業をすることができるわけではありません。
大学病院の看護師はまずは副業ができるのかどうかを確認する必要があります。
もし、副業禁止の大学病院であなたが副業したら、懲戒処分を受ける可能性があります。
最悪の場合、大学病院を辞めなければいけなくなることもあるのです。
大学病院の看護師が副業する時には、まず就業規則を確認しましょう。
就業規則に副業が許可されているかが記載されているはずです。
就業規則を読んでもよくわからないのであれば、人事・労務管理の部署に行って、副業が可能かどうかを聞いてみると良いでしょう。
国公立の大学病院も副業禁止と決まったわけではない!
国公立の大学病院で働いている看護師さんは、「国立・公立の大学病院は公務員みたいなものだから、副業は禁止されている」と思い込んでいるかもしれません。
確かに、公務員は副業を厳しく禁じられています。
国公立大学病院の職員は、「みなし公務員」と言われる身分ですので、公務員のような立場になります。
ただ、公務員ではありません!
国公立大学病院は、国立大学法人・公立大学法人が運営しています。
2004年に独立法人化されてからは、国家公務員法や人事院規則等は適用されなくなっています。
だから、「国公立大学病院の看護師=絶対副業禁止」というわけではないのです。
もちろん、就業規則によって副業が禁止されていることもありますので、就業規則の確認は絶対に必要です。
ただ、国公立大学病院の看護師の副業は法律で禁止されているわけではないので、「副業禁止」と思い込まずに、まずは就業規則を確認してください。
大学病院の看護師が副業する時の注意点!
大学病院の看護師が副業する時には、5つのことに注意しなければいけません。
就業規則で副業が禁止されていないことを確認したら、次は5つの注意点を確認しておきましょう。
職場に報告義務があるかを確認
大学病院の看護師が副業する時には、職場に報告する必要があるかどうかを確認しましょう。
副業を許可している職場の中には、副業する時は職場への報告が義務付けていることがあります。
報告義務があるのに報告せずに副業をしていて、それが発覚したら面倒なことになりますので、報告義務の有無は確認してください。
確定申告はきちんとしよう
大学病院の看護師が副業する時には、確定申告を忘れないようにしてください。
年間の副業収入が20万円を超えた場合には確定申告の必要があります。
確定申告をしないと、思わぬ形で「脱税をしていた!」ということになりかねません。
今はスマホがあれば、簡単に確定申告ができるようになっていますので、必ず確定申告をするようにしましょう。
体力的に無理がない範囲で
大学病院の勤務はとてもハードで疲れますよね。
毎日クタクタという看護師さんも多いと思います。
それなのに、張り切って副業してしまったら、大学病院の勤務に支障が出てくることもあります。
- 無理がたたって体調を崩してしまう
- 睡眠不足でぼーっとしながら働いて、医療ミスを起こしてしまう
こんなことになったら、何のために副業をしているのかわからなくなります。
大学病院を辞めなければいけなくなるかもしれません。
だから、大学病院の看護師が副業をする時は、本業の大学病院の勤務に支障が出ないように、体力的に無理のない範囲で行うようにしましょう。
大学病院のやり方を押し付けないように注意
大学病院の看護師が副業する時には、大学病院のやり方を押し付けないように注意してください。
大学病院の看護師の副業先は、病院や介護施設などが多いと思います。
それらの病院や施設はあなたが働く大学病院のように設備が整っているわけではなく、物品もそろっているわけではないところもあります。
また、大学病院に比べて、古いやり方を続けているところもあるでしょう。
そのようなところで大学病院の看護師が副業した場合、
「え~!?あり得ないんですけど!」
「こんなやり方!?私の大学病院ではこんなやり方してませんけど?」
と思うことは多々あるはずです。
だからと言って、それをその病院・介護施設に押し付けるのはやめましょう。
あなたはあくまで「副業」でバイトとしてそこで働いているだけです。
そのやり方をしているのは、その病院・施設なりの事情があるのでしょう。
だから、大学病院のやり方を押し付けるのではなく、あなたがその職場のやり方に合わせて働いてください。
あまり「副業してます」とアピールしない
大学病院の就業規則で副業OKだったとしても、周りの同僚にはあまり「副業してます!」とアピールしないようにしましょう。
副業してることをアピールしていると、もしあなたが体調を崩したり、仕事でミスをした時には「副業しているからじゃないの?」と思われて、批判される可能性があります。
そのほかにも、「副業しているくせに、こっちの仕事はきちんとやってないなんてあり得ない」と何かにつけて言われるかもしれません。
だから、「副業してます」アピールをしないようにしましょう。
大学病院の看護師におすすめの副業
大学病院の看護師におすすめの副業を2つご紹介します。
イベントナース
大学病院の看護師におすすめの副業はイベントナースです。
イベントナースは、スポーツ大会やライブイベントなどで病人やけが人が出た時に応急処置をする仕事です。
人気バンドのライブやアイスショーなどのイベントナースの仕事もあります(ライブやショーを見れるわけではありません)。
イベントナースは拘束時間が短い割にお給料が良いことが多いですし、暇な時は本当に暇なので、「割の良い副業」と言えるでしょう。
療養型病院や介護施設の夜勤
大学病院の看護師には療養型病院や介護施設の夜勤もおすすめです。
「夜勤!?絶対無理!」と思うかもしれません。
確かに、大学病院の夜勤は忙しいですが、療養型病院や介護施設の夜勤は比較的落ち着いていることが多いです。
私の経験では、消灯から起床時間までは基本的に暇な時間が多いので、椅子に座ってゆっくり過ごすことができますし、仮眠もしっかりとることができます。
介護施設の中には、「夜勤」ではなく「当直」というところもあり、利用者さんの体調不良がなければ、消灯から起床まではずっと寝ていられるというケースもあります。
だから、大学病院の夜勤よりも体力的に楽なので、副業におすすめです。
また、急性期の大学病院で働いている看護師が療養型病院・介護施設で働くと、まったく違う分野で働けて、看護師としての視野が広くなり、スキルアップにもつながるので、そういう意味でもおすすめです。
大学病院の看護師におすすめできない副業
大学病院の看護師におすすめできない副業もあります。
採血のバイト
大学病院の看護師は、採血のバイトはやめておきましょう。
大学病院で働いていると、患者さんの採血をする機会はほとんどないと思います。
「でも、時々は採血しているし」
と思うかもしれませんが、採血のバイトは半日で数十名の採血をどんどんしなければいけません。
そのため、採血が得意で慣れている看護師でないと、採血のバイトはきついんです。
訪問入浴のバイト
大学病院の看護師の副業には、訪問入浴もおすすめできません。
訪問入浴は体力勝負の仕事です。
毎日の大学病院の勤務でクタクタの看護師さんは、あまり体力勝負の仕事はやめたほうが良いです。
できるだけ、体力的に楽な副業を探すようにしましょう。
大学病院の看護師が副業で水商売するのはあり?なし?
大学病院の看護師の中には、副業で水商売や風俗をしようかなと考えている人もいると思います。
実際に、副業でキャバクラで働いている看護師さんはいます。
しかし、大学病院の看護師さんは水商売で副業するのは、あまりおすすめできません。
副業はOKでも、水商売は倫理的にNGとしている職場もありますし、医師や患者さんが店に来店して、水商売の副業をしていることがバレてしまうリスクもあります。
別に水商売の副業をOKとしている大学病院だったとしても、水商売への偏見を持っている患者さんから「水商売の看護師に看護してもらいたくない」と言われることがあるかもしれません。
また、職場の人に水商売の副業がバレたら、変な噂を流されるリスクもあるのです。
「大学病院なんていつでも辞めてやる!」くらいのメンタルがあれば、水商売の副業も良いと思いますが、これからも大学病院で働いていきたいと思っている看護師さんは水商売の副業はやめておいたほうが安全です。
まとめ
大学病院の看護師が副業する時には、就業規則を読み、注意点を確認してから、副業を探しましょう。
副業先を探す時には、看護師転職サイトを使うと良いですよ。
看護師転職サイトの中には、単発や夜勤専従など副業向けの求人を取り扱っているところがあります。
看護師転職サイトなら、確定申告のやり方など副業について不安なことを相談すれば、アドバイスしてくれますよ!